2022/4/25
|
|||
テストは褒めるためにある |
|||
こんにちは、けーこ先生です。 プリント添削を通してこどもたちを見はじめてから1年が経ちました。 ベネフィットの会話重視カリキュラムをキープしつつ、ライティング練習の場も設けたいという思いから始まったプリント学習ですが、特に作文を書いている中学生たちは大変な上達ぶりで、手前味噌ながらプリント学習を始めてよかったと心から感じています。 さて、今日は(も?)少し真面目なおはなし。。。検定試験についてです。 ベネフィットでは今年度1回目の試験が中止となってしまいましたが、これを逆にいい機会と捉えて、試験のあり方についてお話させていただきたいと思います。
みなさんは、検定試験は何のためにあると思いますか。 受験で有利に立つために必要なもの? 自分の英語力を測るツール? 自分の弱点を見つけるツール? どれも正解です。英検合格が志望校への近道になることはおおいにあります。 また、試験結果を英語理解度の指標にしてもらうために細かいパーセンテージやコメント入りの結果表が配られるのです。 ここで挙げた以外の目的や理由を持って受験する人もいるでしょう。 ただし、落とし穴があって、特に保護者の皆さんにはどんな目的や理由でもその土台に必ず持っていてほしい心がまえがあります。 それは「英検は褒めるためのツール」です。 1回試験を受けたところで、お子さんの実力や能力がくまなく出るわけではありません。 そもそも正確な実力の出し方なんてありません。 まして英検のように傾向分析と対策で大きく加点を伸ばせるようなテストは、準備量や効率性が結果に大きく影響します。 なので合否ありきの場合もあるのは承知で断言します。 英検は、お子さんを褒める目的で受けさせてください!
まれに 「落ちるのが嫌だから英検は受けない。」 「不合格だったら怒られる。」 といった声を子どもから聞くことがあります。 これはとても残念なことです。合格してほしいという気落ちはわかりますが、これでは子どものモチベーションは上がりません。 授業でしてきたことに対していくつのことができるようになったかを探すことが大事です。 試験というのは子どもにとっても親にとっても決して小さなことではありません。 英検ジュニアを初めて受けるくらいの年齢ですと、指示を聞きながら問題を解くという作業自体がハードルです。 ターゲットが英検にあがっても、覚える単語も増えて3級からは作文も書かなければならないので、プレッシャーを感じるのも無理はありません。 なのでよけいに私たち大人は褒めることを意識しないといけないのです。 「長文読解が得意なんだね」 「単語の正解増えたんじゃない」 など、具体的に必ずひとつ褒めてあげてください。 その後で今後やっていきたい対策や反省点などについて話したり提案するようにしましょう。 英語とのおつきあいは一生続くものです。 決して嫌にならないよう、見守る私たちも気をつけてあげたいですね。
ここまで、英検や英検ジュニアの試験に対する心構えについてお話をしてきました。 試験は正直面倒くさいですし、できるなら1回で合格したいものです。 でも、そんな試験を嫌なイベントからやる気の素に変えることができれば、これほどうれしいことはないですよね。
このようなことを意識しながらお子さんの英語学習のサポートをお願いしたいと思います。 次の英検実施の際には多くの生徒様の参加を期待しています! |
|