春が近づいてきました。
もうすぐ2024年度のはじまりです。
当ブログでは23年度の8月に、英検の問題形式が一部リニューアルされるとの速報について記事を掲載しました。
今回は、2024年度が近づいていることをふまえ、その記事を一部抜粋した形で再掲します。
その後、最終的に発表された内容を踏まえた新しい記事も掲載しますので、そちらと合わせて確認していただき、試験準備の参考にしてください。
英検が2024年度に一部リニューアルする予定だと発表されています。
見慣れた内容で試験を受けられるのは今年度のあと2回で、
リニューアルの対象になるのは3級から1級までです。
ここでは教室で受ける生徒さんが多い3級から2級の試験に関して、リニューアルの内容をわかる範囲で紹介していきたいと思います!
3級試験といえば、ベネフィットでは小学校高学年で挑戦/獲得するお子さんが一番多いのではないでしょうか。
また、帰国子女で作文が書ければ、低学年で合格する子も。
3級のリニューアル内容
① リニューアルは一次試験のみ
② ライティングを2問にする。(意見論述とEメール)
③ 一次試験の時間が50分から65分に延長。
ライティングを増やしたために必然的に全体の時間を伸ばす必要があったと考えられますが、それ以前の問題には特に変更点はないとのこと。
ライティングが増えたとはいえ、Eメールだとわかっているので、関連する定型文や書きやすいフォーマットを身につければなんとかなりそうですね。
また、ライティングが苦手という人にも、Eメールという形式がほぼ決まっている設問がひとつ増えるということは、逆に点が稼ぎやすくなったと捉えることもできます。
ピンチではなくチャンスと捉えて対策しましょう!
次は準2級です。
語彙のレベルもそうですが、長文のテーマや内容もより社会的だったりして、3級までと比べてレベルアップする級です。
準2級のリニューアル内容
① リニューアルは一次試験のみ
② 語彙問題、長文問題を一部削減する。
③ ライティングを2問にする。(意見論述とEメール)
④ 一次試験の時間が75分から80分に延長。
ライティングにEメールが増えるのは3級と一緒ですね。そして時間も長くなりますが、語彙や読解の問題は一部問題数が減る、ということのようです。
現時点でどこがどのくらい減るのかは定かではありませんが、やはり単純に知識量を問う問題は割愛しようという動きが見てとれます。
3級と同じで、知識量よりも運用力をつける練習を増やすこと、そしてEメールのフレーズやフォーマットを覚えることが何よりの対策になるでしょう。
大学受験、海外留学、就職活動、キャリアアップと、幅広く武器になるのが2級からです。
ベネフィットも登録している準会場制度で受けられる一番上の級でもあります。
2級のリニューアル内容
① リニューアルは一次試験のみ
② 語彙問題、長文問題を一部削減する。
③ ライティングを2問にする。(意見論述と要約)
ライティングが増えるのはまた同じですが、新しく「要約」というテーマが出てきました。
あとは語彙と長文問題が減って、試験の所要時間は変更なし(85分)です。
準2級との比較でいうと、ライティングがひとつステップアップする印象ですね。
メールを1本書くところから、読んだ内容を要約するという、理解力と表現力が問われる問題になっています。
前半の問題数が減るとはいえ、ライティング2問を現行と同じ時間内に書き上げないといけないとなると、人によってはペース配分が課題になる可能性もあります。
こちらも一見手強そうですが、要点の拾い方やまとめ/説明文の書き方を練習していけば十分対応できます。
要約文にもメソッドや便利な文例があります。それらを練習して、どんな文章でも当てはめられるようになることが対策の要になりそうですね。
2024年度1回目から予定されている英検の問題形式一部リニューアルについて再掲しました。(S-CBTは5月実施の試験からリニューアルされます。)
言語の能力は以下の4技能でよく区別されます。
Reading = リーディング、読む能力
Writing = ライティング、書く能力
Listening = リスニング、聞く能力
Speaking = スピーキング、話す能力
今回のリニューアルは、これらのスキルを統合的に活用してコミュニケーション能力を伸ばすことにより意識を向けたものだと感じます。
今まで通り、単語を覚えたり読解練習をしたりすることは変わらず必要です。
ただし、語彙の数を単純に増やすことに集中するよりは、これからは知っている単語の運用力を上げる訓練が必要になってくるでしょう。
単語を覚えるときは、日本語の意味より英語の用例や反対語を重視する。
短くていいからたくさんの英文に触れる。
など、少し目先を変えた試験準備を試すのもいいかもしれません。
ベネフィットのレッスンはもともとアウトプットを意識した構成になっていて、会話練習や英作文プリントを通して英語力を養うカリキュラムになっています。
ですから皆さんは自信を持って前向きに試験対策をしてほしいと思います。
もちろん質問等あれば教室にお問い合わせください。
では、次は最新の記事でお会いしましょう。