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2022/2/15

おうちで英語 その4「読む」

最後の「おうちで英語」です。
おうちや身近な環境で英語力をつけるコツをシェアしてきましたが、最後はやっぱり無視できない「読む」です。「多読」というキーワード、聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
 
読書、多読。。。なんかハードル高い感じがしますよね。けーこ先生はまさしくそうです。つんどく(読まずに積まれて増えていく本のこと)のエキスパートです。
でも、ある時テレビで読書についての話を聞いて光が射しました。だいぶ昔に見た番組なので要約しちゃいますが、縁あって買った本をすぐ読まなくても罪悪感はいらない。最後まで読み終わらなくても大丈夫。なぜならその縁は必ずまた巡るから。ということなのです。
本の世界とはなんてロマンチックで優しい世界なんでしょう!
すぐ読みはじめてパーっと最後まで読める本の方が少なくて当たり前。開かずの表紙も挫折したあの物語も、何日何年経ったある日ふたたび手に取る時が来るのだから気負うより出会いを大切にしましょうとのこと。たしかにそうです。
つんどくを心配したり途中で止めてしまったことを負い目に感じて読書を機械的な義務にしてしまうのはもったいないですよね。「楽しい」や「なんとかなる」がないと何事も続かないものです。
 
というわけで、話を英語読書に戻しましょう。
母国語ではない分、出会いとか楽しくとか言われても。。。と思うのもわかりますが、英語だから無理とか難しいとか思わず、まずは好みの挿絵、好きなテーマや知っている話の英語版、など気軽な理由で英語の本を手を取ってみるのはいかがでしょうか。最近は漫画もたくさん英語に翻訳されていますし、日本語も一緒に書いてある本もたくさん売られています。それから、これはどれだけメジャーなのかわかりませんか、私は英和や和英辞書を読むのが好きでした。辞書って読み物として本当におもしろくて、何か調べるついでに読むふけってしまうことがあるっていう人案外多いのではないでしょうか。知っている言葉でもあえて説明するとこうなるんだとか、こんな類義語や熟語があるんだとか、楽しい発見があって、ことばの図鑑を読む感覚ですね。
 
学習の要素があった方がよい場合は、ネイティブのこども達が読む国語の教科書を利用するのがおすすめです。イギリスやアメリカの国語の教科書は、日本のように1冊の本にたくさんおはなしが載っているのではなく、1冊につきひとつの内容で構成されています。なので、中にはパンフレットのようにほとんどが絵で、長さも5ページくらいで終わるようなものもあります。大手の出版社の、例えばscholastics(スコラスティックス)やpenguin readers (ペンギンリーダーズ)でネット検索するとレベル別でいろいろなおはなしがでてきますよ。それこそ幼稚園レベルからあるのでページ数も少ないですし、用語の表がついているものも多いので、読んだ成果を感じたい人にはこちらの方がいいかもしれません。ちなみに、こういった国語の教科書はBenefitの本棚にも入っていますよ。借りることもできますので、一度目を通してみてはいかがですか。
 
ゆっくりじっくり時間をかけて、自分のアンテナが赴くままに。あるいは期限を設けて集中して。自分の時間で英語を読むのは難しいようですが、自分でペースを決めて楽しむことを忘れなければ実は簡単です。「気軽に気負わず」を合い言葉に、まずは興味のありそうな英語の本を探してみましょう。
 
 
 
 
というわけで、おうちで英語は今回で終了です。
 
なにかひとつでもやってみたいと思うことがあれば幸いです。そしてそこから自分に合った英語の楽しみ方が見つかったのならゆっくりそれを育てていきましょう。勉強だと思わず、楽しい時間の過ごし方のひとつとして英語がありますように。
言葉を愛するけーこ先生の一番の願いです。
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