2025/5/31
|
|||||
(改)おうちでも英語:writing |
|||||
1月から始まった「おうちでも英語」シリーズも最後の回です。 家でも楽しく取り組める英語というテーマで "listening" "reading" "speaking" の順番でできることを提案してきました。 今回は記念すべきファイナルテーマ "writing" についてお話ししていきます。
Can we practise writing English at home? = 家でも英語のライティングって練習できる? 家で英語に触れるという点でライティングは正直ハードルが高いテーマではあります。 まず大きな理由は、英語で文章を作ったり作文をするのはある程度の単語や表現を覚えたあとに習うからということ。 次に、文章を作ることはアウトプットなので監督者や回答者がいた方がいいということ。 でもせっかくですので、そこをあえてチャレンジして家でもなにかライティングできないか考えてみましょう。
Why write English at home? = 家で英語を書くってどういうこと? ライティングは一番「お勉強」感があるので実行しづらいかもしれません。 そこで、いったん目線を変えてみることをおすすめします。 ライティング = 作文 ではなく、 = 文字を楽しむ という視点でみるとどうでしょうか。 単語や文章が作れなくてもできるアクティビティとして、アルファベットをデザインとして楽しんでみましょう。 アルファベットのアートは世の中にたくさんあるので探してみるのもいいですね。 あと、パソコンでフォントで遊ぶのもおすすめです。 日本語でも、毛筆やパソコンのゴシック体など字の形に雰囲気やキャラクターがありますよね。 それを英語で置き換にると、楽しさといっしょに文字の形や単語を覚えられて一石二鳥ではないでしょうか。 例えば "b" と "d" とか "m" と "n" とかアルファベットにはわかりづらい形のものがいくつかあります。 こういうことを遊びながら自然におぼえられるならこんなにいいことありません。 次はそんな「文字遊び」の実例をみていきます。 Let's play with the letters of the alphabet. = アルファベットで遊ぼう。
How can I play with the alphabet? = アルファベットで遊ぶってどうやるの? ライティングは文字を楽しむこと!という解釈でライティング的英語の遊び方をふたつ紹介します。 まずは例えば犬、"dog" をいろんなフォントに変えてみましょう。 dog dog dog dog ... それぞれ雰囲気が違って、犬種や性格の違いが思い浮かぶようです! ここにそれぞれイメージに合う犬を想像したり描いても楽しそうです。 次に紹介したいのは実際にあった遊びです。 学校では今は教えていませんが、みなさんは筆記体を知っていますか? 筆記体 = cursive Cursive is fancy and fun to write. = 筆記体はおしゃれで書くのも楽しい。 外国人の大人が書いた英語を見ると、よく字が繋がって書かれていることがありますが、あれを丁寧に書道のようにしたものが英語の筆記体なんです。 文字と文字が繋がって、ふだん習っている形とはちがう少し華やかで大人っぽい雰囲気になります。 以前、この筆記体を家で練習しているという生地さんがいました。 自分の名前を筆記体で書けるようになりたいと言って練習したページを見せてくれたこと、今でも覚えています。 このように、なにも文章でなくても書けるものはたくさんあるし、文字から言語への興味関心を育むこともできます。 なので、ライティングは難しそう、とどうか毛嫌いしないで! ちなみに、カリフォルニア州では2024年から学校での筆記体の授業を再開したとか。 英語ネイティブの国でも再び注目されている筆記体、みなさんも試してみてはどうですか? そして英語は楽しいものだと再認識してもらえたなら幸いです! Schools in California have resumed lessons in cursive writing in 2024. = カリフォルニアでは2024年に学校で筆記体を教えることを再開している。
Where can I find materials to write English? = 英語を書くのに題材はどこで見つけたらいいの? ライティング的アクティビティを家でするにあたっては、パソコンか紙と筆記用具があれば、いつでもどこでも始められそうです。 お手本がほしい場合でも筆記体の練習プリントをフリー素材でも見つけられますし、洋書を読んだり映画をみたりするのと比べたらずいぶん手軽! なのでぜひ遊び感覚でいろいろ試してもらいたいです。 そして、その先のステージとしてぜひ!おすすめしたいものがひとつあります。 単語や表現をいくつか覚えたら、手帳や日記をつけてみませんか? 趣味のログでもなんでもかまいません。 その日に覚えたフレーズをただ書き留めるだけでもかまいません。 でも、学校や教室以外のところで英語を書くというのは定着度に効果てきめんなのでぜひためしてほしいです。 日記やログは基本過去形の文章になるので、英検3級準2級のEメール問題の対策にもなるかもしれませんよ。 I recommend you to start an English journal or diary! = ジャーナルか日記を英語で始めることをおすすめします!
ライティングというと一見上級者スキルと感じてしまうかもしれません。 でも、そのわりに楽しいアクティビティが紹介できたのではないでしょうか。 フォントで遊んだり筆記体を書いたりすると、英語力だけではない、言語に対する純粋な興味やポジティブな感情が生まれると思います。 このベースの感情があるのとないのとでは上達のスピードが段違いです。 文法とか語彙とかつづりも大事かもしれませんが、まずは第一に英語を好きになってください! |
|