2022/3/1
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3月のおはなし |
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花粉症 花粉症というと日本ではスギ花粉が毎年注目されますね。実際、2月に入ると少しずつ鼻がズビズビしたり目が痒くなったりする人もも多いのではないでしょうか。ただスギ花粉が花粉症の中心のように扱われているのはおそらく歴史的に杉の木が多く植えられてきた日本だけです。また、そんな日本でも、ブタクサ、イネのようにスギ以外の花粉が一年中飛び交っています。 というわけで、欧米では花粉症といえばどの植物が注目されるのでしょうか。それは花粉症の英語からよーくわかります。 Hay fever (ヘイ・フィーバー) …なんだか陽気な響きの言葉ですが、それはいったん忘れましょう。 Hay feverの直訳は「芝熱」です。欧米では花粉関連のアレルゲンの代表格は芝生なのですね。芝生はイネ科なので、日本でもないわけではないですが、やっぱりスギと比べると影がうすい印象です。英語で話す時に自分が花粉症であると伝えたい時はcedar(シダー、英語でスギ)をつけてcedar feverというのをおすすめします。cedar allergyでもいいですが、スギそのものではなく(スギ自体のアレルギーもあるのか、素人の私にはわかりませんが…)花粉アレルギーだと直接的に伝えるにはfeverで言った方がいいかなと思います。 アレルギーつながりで言うと、花粉由来ではないアレルギーにはfeverをつかうことはなく、allergyをつかいます。例えばそばアレルギーならsoba allergy、ラテックス(ゴム)アレルギーならlatex allergyです。 ちなみに、けーこ先生はhay fever持ちです。昔、イギリスにいた頃芝生がしげる公園の横を歩いただけでくしゃみが止まらなくなった経験があります。そしてそのせいか田んぼが生い茂る季節も鼻がむずむずします…。 あまりひどい症状はツラいですが、花粉症も季節が移り変わった印だと思えたら楽しくすごせるかもしれませんね? |
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