2022/8/1
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8月のおはなし |
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8月のおはなしは「海」です。 海というと、だいたいみなさんが習う英単語はseaだと思います。 たしかに海はsea なのですが、海に関する表現や言葉は英語ではもう少しこまかく分類していることをお話したいと思います。
英語で「海」や海に関する話をするときは基本的に sea を使いますが、それ以外にも単語を使い分けることがあります。 例えば、 「海に行った」 「海の生き物がすき」 「海(例えば太平洋)が見える」 はすべて違う単語をつかって表現します。さっそくひとつずつ紹介します。
夏休みや週末、海に遊びに行ってきたとします。 この場合は I went to the beach. と表現しましょう。 beach = ビーチ、海辺、砂浜 という意味の単語です。 日本語でもビーチという単語はカタカナ語でお馴染みですよね。 では、beachで遊ぶのとseaで遊ぶのはどう違うかというと、sea は「海そのもの」を指す言葉なので、 We went to the sea. = みんなで海に出た。 要は、船やヨットなどに乗って海に出て遊んだということになります。 もちろんそうであれば sea でかまわないのですが、海に遊びに行くのはたいてい海水浴場を指すことが多いかなと思います。 なので、そういう時は beach を使うと覚えておきましょう。
海やその近所に旅行で行くと、お刺身を食べたり、イカ焼きを食べたりと、海のおいしい食べ物を楽しむこともあるかと思います。 では、「海の幸がすき」はどうでしょうか? この場合は、 I like seafood. と表現します。 海の幸は、海野食べ物ですから、seafood です。 このように、海に関係する物や海中のものについては、基本的に sea を使って問題ないです。 他には例えば 海のにおいがする = smell the sea おだやかな海 = calm sea 海の生き物 = sea animals 海水 = sea water 海底トンネル = undersea tunnel (underwater tunnelとも言う) があります。
次は、「太平洋が見える」です。 浜辺に行って広い海を眺めたり、高台などから水平線まで続く大海を見るのはとても気持ちがいいものです。 単純に海が見えるでもいいのですが、例えば「太平洋」ならば I can see the Pacific ocean. となります。 sea ではなく ocean を使う理由は、ocean の方が「大きな海」を指す言葉だからです。 sea と ocean は、日本語の「海」と「大海」と同じ感覚で使い分けられているので 例えば、 日本海 = Sea of Japan 地中海 = Mediterranean sea 太平洋 = Pacific ocean 大西洋 = Atlantic ocean とよびます。 浜辺や崖などの陸地に沿っているのが sea で、それ以外の大きな海が ocean という違いもあります。 大体の言葉は sea でも ocean でもどちらでもいいのですが、海の名前はしっかり覚えましょう。 ちなみに、どちらでもよい言葉は、たとえば 海のにおいがする = smell the sea / smell the ocean おだやかな海 = calm sea / calm ocean 海の生き物 = sea animals / ocean animals 海底 = bottom of the sea / bottom of the ocean 海で泳ぐ = swim in the sea / swim in the ocean などたくさんあります。
今月は、「海」を指す英語を紹介してきました。 beach sea ocean の3種類の使い分け、わかりましたか? sea を基本に、beach と ocean も正しく使えたらかっこいいですね! |
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