2023/9/22
|
||||||
「あつい」のいいかた |
||||||
2023年の日本は例年より猛暑日や真夏日が多くてまさに「熱い夏」が続いていますね。 そこで、今日は毎日合言葉のように出てしまう「あつい」の英語表現をいろいろと見てみたいと思います!
熱いといえば、まずは あつい = hot と覚えている人が多いと思います。 ”hot” は暑い天気から熱いスープまでいろいろな場面で使えるとっても便利な言葉です。 では、ここからは ”hot” 以外で使える天候の「あつい」の表現をみていきましょう。
最初に紹介するのは、 ”boiling” と ”burning” の2単語です。文章としては、 It's boiling hot. It's burning hot. といった形になります。 ”boiling” = 「茹でている」、”burning” = 「燃えている」の意味なので、 ゆだるほど暑い。 燃えそうなくらい暑い。 という意味になります。日本語でもこういった表現しますね。 また、火が通ってしまいそうなくらいに暑いイメージで「調理」「料理」関係の単語を使った表現は他にもあります。 It's melting hot. 溶けそうなくらい暑い。 It's baking hot. こんがり焼き上がりそうに暑い。 (”bake” はオーブン料理を調理する時につかいます。) 同じ調理でも、とろっと溶ける様子か、こんがり焼き上がる様子をイメージするかによってその日の湿度や温度のバランスを細かく反映することができるので、ぜひ使い分けましょう!
調理や加熱に関する表現の次は、”scorching” です。 ”scorch” は「焼き付ける」や「焦がす(食べ物ではなく、焼け跡をつけるといったニュアンス)」という意味があります。 it's scorching hot. 焼けつくほど暑い。 The scorching heat. 焦げ付くような暑さ。 といった具合で使います。ジリジリと痛い日差しで火傷するんじゃないかと思うような日はぜひ ”scorching” を使いましょう。 The scorching heat calls for shaved ice. 焼かれるような暑さの日はかき氷にうってつけだよね。
日差しの強さを強調した後は、湿度に注目した表現です。 It's muggy. 蒸し暑い、暑苦しい。 となります。 It's humid. も「蒸し暑い」という意味で使えます。”humid” の方が直訳で「湿度が高い」という意味なので覚えやすいかもしれませんが、”muggy” はお天気の表現だけに使える貴重なワードで、しかもよく使われますのでぜひ覚えてください! It's so muggy, I feel like I'm living in a sauna. 蒸し暑くてサウナの中で暮らしてるみたい。
暑さが厳しくなると決まって注意喚起されることやキーワードになる言葉も英語で覚えてしまいましょう。 heatwave = 熱波 The heatwave has caused vegetable prices to go up. 熱波のせいで野菜の価格が上がった。 熱波は、テレビや天気予報でよく聞く単語ですね。そして面白いことに英語と日本語の表現が「熱の波」でまったく同じものになっています。 heatstroke, heat exhaustion = 熱中症 Heatstroke can be avoided by wearing a hat. 熱中症は防止をかぶることで防止することができる。 熱中症は、英語ではこれといったひとつの表現はありません。 ”stroke” や ”exhaustion” などの単語を使って「熱発作」、「熱疲労」のような熟語にして表現します。
あついと一言に言っても蒸し蒸し、ジリジリなど、場所や湿度温度によっていろいろなパターンがありますね。 ここではそんないろいろな種類の暑さを網羅できるように英語表現をたくさん紹介しました。 暑さ寒さを表現する言葉は、普段使いもそうですが近年注目されている社会テーマ、たとえばSDGs、気候変動、海面上昇、貧困などでも聞いたり使ったりするのでぜひ覚えておきたいですね。 次回は、「さむい」の言い方に触れていきますのでお楽しみに〜。 |
|