2024/5/31
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「よろしくお願いします」 |
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4月5月といえば、なにかと新しいことが始まる季節ですね。 ベネフィットでも新しい年度が始まりましたし、部活の本入部がゴールデンウィーク前後で確定したという人もいるのではないでしょうか。 そして新しいことのはじまりといえば挨拶! 今回は言わずと知れた英語に訳せない日本語の代表選手「よろしくお願いします」を英語の観点でみていきたいと思います。
What's 「よろしくお願いします」 in English? 冒頭ではっきり英語に訳せないと言ってしまいましたが、ではよろしくお願いしたいときわたしたちはどうしたらいいのでしょうか。 二つの言語を使いこなす上で、けーこ先生はイメージや想像力はとても大切なことだと思います。 言葉の意味を理解して最善の言葉に置き換えることと同じくらいに、です。 文化がそもそも違うのですから、訳せない言葉や訳しづらい言葉があるのは当然のこと。 そんな時に「じゃあこの言葉を使うのは何を伝えたい時かな?」 「この言葉はどんなシチュエーションで使うかな?」 とイメージできると自然な訳に辿りつきやすいと感じます。 ではそれを「よろしくお願いします」でやってみるとどうでしょうか。 いくつかシチュエーション浮かびましたか? それでは、シチュエーションごとにいくつかの「よろしく」の英語表現を見ていきましょう。
「よろしくお願いします」でまず思い浮かべるのは自己紹介ではないでしょうか。 初めてのクラスや部活などで、「●●です、よろしくお願いします。」と春は何回も繰り返すことになるのは大人だけではないはず… というわけで、こんな時は よろしくお願いします = nice to meet you で置き換えましょう。 日本語と順番が違うだけと思えばかんたんです。 英語では最後に「よろしく」をつけるところを、英語ではまず最初に言ってしまえばいいのです。 「●●です、よろしくお願いします。」 = "I'm ●●, nice to meet you." 「●●です」の後に学年やその他補足の話が入る場合は、英語では ”nice to meet you” の後に完全に新しい文章として ”I'm thirteen years old” ”I like watching baseball.” などと付け加えていけば大丈夫。 結論から先に話す英語らしい表現ですね。
次の「よろしく」も自己紹介シチュエーションですが、「なかよくしようね」「以後お見知り置きください」的な意味合いが強い場合を切り取ってみましょう。 これから関係性を深めたい、知り合っていきたいという前向きな気持ちを伝えましょう。 よろしくお願いします = I look forward to getting to know you. よろしくお願いします = I look forward to working with you. 最初の例文は例えばクラスメイト、部活メンバーなどとしてあなたと知り合いになるのが楽しみという意味合い。 ふたつめは、何か委員会や係などで共同作業をしたり同じ仕事をするときに協力しようねという意味合いが強いです。 どちらも、仲間になったことを喜ぶ気持ちを込めて言えたらバッチリです!
thank you の意味は?聞かれて「よろしくお願いします」と答える人はまずいないと思います。 が、実はよろしくお願いしたい時とっても便利な英語表現なので紹介しますね。 よろしくお願いします = thank you. / thanks. この表現は話し言葉というよりはEメールやポスターなどで使う方が自然ですが、例えば 退出時に電気を消してください。よろしくお願いします = Please turn off the lights when you leave, thank you. といった具合で最後に付け加えると、事前に協力に対する感謝を示して頼み事をちゃんとやってもらえるように促すことが英語でもできます。 また、その場で頼み事をする場合は上級編でこんな言い方もあります。 よろしくお願いします = I'd appreciate it if someone could help me. ”appreciate” は感謝するという意味。 直訳すると「だれか手伝ってくれたらありがたいな」ですが、表現としては「だれか手伝ってくれる人こないかな、よろしく。」という感じです。
少し②の感じに近い表現ですが、人だけでなく、いろいろなものに対してみなさんに知らせたい時の表現もあります。 例えば文化祭でわたあめ屋さんをすることになったあなたは看板や試食を持って学校を宣伝してまわります。 「美味しいわたあめです、よろしくお願いしまーす。」 などと言いながら歩いてまわるとして、英語ではどういうでしょうか? 美味しいわたあめです、よろしくお願いします! = Come and enjoy our delicious cotton candy! バリエーションとして ”I hope you enjoy” も丁寧なバージョンでいいかもしれません。 どちらにしても ”enjoy” 「楽しむ」を使って良いものを紹介して広めたいという気持ちを伝えることができる表現です。
最後は手紙などの最後につけるよろしくお願いしますを英語にしてみましょう。 手紙の定型分として覚えておくと便利ですよ。 よろしくお願いします = Best, / Regards, 学校などで英語の手紙の書き方を習ったことがある人は馴染みがあるかもしれませんが、英語の手紙の場合最後に Cheers, (よりカジュアル) Best, Regards, Sincerely, (より丁寧) などとつけて挨拶するのがふつうです。 英検の問題でみたことがある人も多いかもしれません。 訳としては、日本語の敬具や早々でも悪くないのですが、出だしにつける ”拝啓” ”前略” のようなペアになる単語が必要になるので「よろしく」で覚えればいいですよ。 明日は9時集合です、よろしくお願いします。 = "I'll see you at 9 o'clock tomorrow. Best, ●●(差出人) この ”Best,” や ”Regards,” の前は必ず改行します。 そして、その後も必ず改行して自分の名前をいれたら英語の手紙/Eメールは完璧ですよ。
よろしくの表現をシチュエーション別で紹介してみました。 何気なく使っている言葉ですが、自己紹介から頼み事や手紙まで幅広いことがわかりましたね。 それをひとつひとつ英語表現に置き換えていけば自分の英語表現の幅も広がると思います。 中学校の英語や、英検でも役に立ちそうな表現なので、ぜひ覚えて使いこなしましょう。 そして最後に… Benefit ECS ブログをよろしくお願いします! = I hope you enjoy the Benefit ECS blog! |
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