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2024/7/19

7月のおはなし オリンピック no.1

7月のおはなしは「オリンピック」です。
 
今年は祝日やお祝いを毎月ひとつ紹介…のはずでしたが、せっかくの4年に一度の大イベント。
 
さらに東京の時は刊行直後すぎて触れられなかったテーマということで今月は2本立てでオリンピックを英語で紹介したいと思います!
 
 

オリンピックは英語でなに?

 
 
4年に一度開催されるスポーツの祭典オリンピック。英語では ”The Olympic Games” などとよびます。
 
オリンピック = The Olympic Ganmes
 
オリンピック = The Olympics
 
●●五輪 = The ●● Olympics
 
固有名詞なので最初の ”the” 以下すべての単語が大文字になります。
 
これは本などのタイトルにも使われる文法ルールなのでおぼえておくといいですね
 
 
場所をつけて呼ぶ際には ”Olympics” の前に地名をいれることも忘れずに。
 
パリ五輪 = The Paris Olympics
 
これは日本語の場合と同じなので簡単ですね。
 
パリ五輪が楽しみだ。 = I'm looking forward to the Paris Olympics.
 
 
 

オリンピックのはじまり:The beginning of the Olympics

 
 
How did the Olympic Games begin? = オリンピックはどのように始まったの?
 
今や世界中の国から選手が集まる壮大なイベントになったオリンピック。
 
もともとは古代ギリシャで行われていた祭典で、式典の名前「オリンピック」は開催地で全能の神ゼウスの神域である「オリンピア」からきています。
 
この古代オリンピックと、現在の世界規模で行われているオリンピックは、古代という意味の単語 ”ancient”(エンシェン と、近代という意味の単語 ”modern”(モダゥン) を使って
 
古代オリンピック = Ancient Olympic Games
 
近代オリンピック = Modern Olympic Games
 
と呼び分けています。
 
古代オリンピックはスポーツの大会ではなく宗教行事という位置付けで、祭典に参加するのは男性のみでした。
 
紛争や内戦も多い時代でしたがこの時だけは一時休戦して、ギリシャ全土からオリンピアに競技者や観客が集まってきたのだそうです。
 
この慣習は ”The Olympic truce = 聖なる休戦” と呼ばれていて、それは近代オリンピックが掲げる「オリンピックの価値」 ”Olympic value” にも通じます。
 
The three Olympic Values are excellence, friendship, and respect.
= オリンピックの3つの価値は卓越、友情、敬意/尊重です。
 
オリンピックは、スポーツを通してお互いを認め合い、平和な世界を目指すための祭典なのですね。
 
 
 

オリンピックの英語①:選手村

 
 
 
スポーツイベントの中で最も注目度の高いイベントのひとつと言って過言ではないオリンピックならではの英語をふたつ紹介します。
 
ひとつめは選手村です。
 
世界中から集まった選手たちが大会期間中滞在するのが選手村。
 
選手をお迎えする場所を準備するという意味では、選手村を作るのはオリンピックだけの文化ではないと思います。
 
しかし、規模と注目度でいったらオリンピックの右に出るものはないのではないでしょうか。
 
そんな選手村の英語は
 
選手村 = Olympic village
 
選手 + 村 で日本語が直訳だということがわかりますね。
 
パリ五輪では、約80棟もの建物の中に宿泊エリアだけでなくスーパーや郵便局、ネイルサロンまである選手村が7月18日にオープンしました。
 
オリンピック期間中まさしく選手たちが帰る「村」になる選手村。
 
ひとつの村で暮らしながら、各会場では絆や理解を深めながら競い合う選手たちの姿を観るのが今から楽しみです。
 
The Olympic village for Paris opened this week.
= パリ五輪の選手村が今週オープンした。
 
 
 

オリンピックの英語②:聖火

 
 
 
オリンピックならではのものがもうひとつあるといえば、聖火ではないでしょうか。
 
聖火 = Olympic flame
 
聖火リレー = Olympic torch relay
 
聖火台 = Olympic cauldron (cauldronは、大釜のこと。)
 
オリンピックで聖火リレーが最初に行われたのは1936年のベルリンオリンピックだそうです。
 
そのときから聖火の火は採火式という儀式で点火され、儀式は古代オリンピック発祥の地であるオリンピアの遺跡で執り行われます。
 
 
採火式 = flame lighting ceremony
 
古代ギリシャの衣装に身を包んだ人たちが太陽光によって点火する様子はテレビでも流れるので、見たことがある人もいるかもしれません。
 
そんな聖火は、古代オリンピックから近代オリンピックに至るまで受け継がれてきた五輪の精神や価値を象徴するとされています。
 
起源のところで紹介した3つの価値「卓越」「友情」「敬意」のほか、平和や平等といったオリンピックの精神があの炎に宿っているのですね。
 
たくさんの人の手を渡ってオリンピック会場に辿りつく聖火は、たしかに人びとの友愛や絆の象徴なのかもしれません。
 
オリンピックの聖火はギリシャのオリンピアで点火される。
= The Olympic flame is lit in Olympia, Greece.
 
 
 

オリンピックの英語①:まとめ

 
 
 オリンピックにまつわる英語の第1回は、起源や理念について紹介しました。
 
起源やテーマを知って、また新たな視点でオリンピックを見てみるのも楽しいかもしれません。
 
開会式は7月26日。
 
アスリートパレード(選手のパレード)はパリ市内を流れるセーヌ川で行われるなど、すでに新しい試みも発表されていて今から期待が高まります。
 
次回はオリンピック開催期間中の記事になりますので、メダルや記録についての英語を紹介します!
 
 
 
 
 
 
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